《赤坂・夫婦死亡の高級サウナの現在》「サウナタイガー」はユーチューバーの撮影スポットに…近隣住民は「お詫びの挨拶もない」と困惑の色

東京・赤坂の高級個室サウナ『サウナタイガー』で、経営者夫婦の男女2名が個室内に閉じ込められ、死亡した火災から早くも2か月が経過した。
2025年12月15日に発生したこの事故を受け、警視庁捜査1課は発生から10日後の同月25日、業務上過失致死の疑いで運営会社や関係先の家宅捜索に踏み切った。現在も捜査が続く中、あのサウナは今、どうなっているのか。NEWSポストセブン取材班は、火災から約2か月が経過した2月中旬、現場を訪れた──。
ユーチューバーが訪れて
静まり返った店舗の1階デッキ部分には、床に置かれたランプだけが虚しく点灯しており、各階のブラインドは固く閉ざされたままだった。入口のインターホンを押しても、応答はない。現場の様子について、近隣住民はこう証言する。
「かなり長い期間、店舗前の道路には警察の規制線が張られたままでした。昨年末までは警察か店の方かわかりませんが、複数の人物が出入りして慌ただしい様子でした。しかしその後は、ユーチューバーらしき人が自撮りしながら現場近くをうろうろしていたり、お正月には赤坂氷川神社への初詣帰りなのか、晴れ着姿の人たちが店舗を指さしながら噂話をしていたりする姿も見かけました。
最近は人の出入りもなく、夜になると1階のランプだけが点いたままで、ひっそりとしています」
『サウナタイガー』は「会員制高級プライベートサウナ」と銘打って2022年8月にオープン。ビジター料金は120分1万9000円、ゴールド会員になれば月額39万円で個室利用が可能という、徹底した”プライベート性”が売りだった。
「オープン当初から、あそこに来る人のほとんどがタクシー利用でした。店の前でタクシーを降りて、すぐに入っていく。静かに過ごしたい方やお忍びで来るようなVIPが多かった印象です。
お客さんもひっそりと出入りするので、騒音や路上駐車などのトラブルもこの辺ではまったく聞きませんでしたね」(前出・近隣住民)
実際に利用したことがあるという別の近隣住民は、店内の様子をこう振り返る。
「プライベート性を重視していることもあり、従業員が各フロアに常駐しているわけではなさそうでした。『あれが欲しい』といった要望があれば、フロントのような場所へ自分で行って伝えるシステムだったと記憶しています」
「挨拶回りはない」
この火災では、非常ブザーの受信盤の電源が入っていなかったことや、サウナ室のドアが木製のノブ型で内外双方のドアノブが外れていたことも判明し、施設側の杜撰な管理体制が明らかになった。

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