2月8日に投開票が行われた衆議院議員選挙では、自民党が単独で総定数465議席の3分の2を超える316議席を獲得した。一方、選挙権年齢の「18歳以上」への引き下げからまもなく10年を迎えるものの、過去3回の選挙では10代、20代の投票率は依然として低く、「シルバー民主主義」と揶揄される状況が続いている。
NEWSポストセブンでは、国民民主党代表の玉木雄一郎氏を招き、10代・Z世代向けメディアである「Steenz」(小学館)の協力のもと、若者の政治参加について座談会を実施。早稲田大学1年で保守系政治サークルに所属する津田あかりさん(秋田県秋田市出身)と高校3年生でラッパーとして活動するISSHINさん(兵庫県尼崎市出身)、10代の若者の政治観のリアルを玉木氏とともに率直な言葉で紐解いた。【前後編の前編】
政治は「当たり前」を疑うところから始まる
──普段、政治の話って友達としますか?
津田:地元ではできないですね。政治に興味のある子は全然まわりにいませんでした。
玉木:ヤバい奴って感じになっちゃうもんね。政治に興味がある人って、オタクっぽくてマニアックな政治の話ばっかりしてる人と、身近なところから政治に興味をもった人と、2通りある気がしています。
津田:いますよね。マニアで言うと、やたら自民党の昭和の政治家に詳しい人とか。
玉木:そうそう。派閥の変遷とかに詳しいとかね。でも、わけのわからん校則とかあるじゃん。それを変えようとか、自分にかかわるところは自分で決めようみたいなところを入口に興味をもつ人もいるよね。
ISSHIN:僕がまさにそれで。僕は中学生の頃からラッパーとして活動していて、結構ひねくれた子どもで。いわゆる「意識高い系」のようなタイプではなかったんですけど、通っていた中学校の校則がホンマに嫌で。毎日のように校長室に行っては「この校則おかしくないですか?」って言ってました。「ダルい生徒」やったと思います。
玉木:どんな校則?
ISSHIN:男子は髪が耳にかかったらダメだとか、眉毛より前髪が長かったらダメとか。
玉木:今どきそんなのあるんだ。
ISSHIN:靴下は白とか細かく書いてありました。学校の先生に伝えても「伝統だから」「ルールだから」という話をされて。でも市に直接意見を言えるユースカウンシルのプロジェクトに参加したら、当時の市長がすごく親身に話を聞いてくれて。結果、教育委員会から校則のガイドラインが出されて校則が変わりました。僕が卒業したタイミングだったので間に合わなかったんですけど、尼崎の中学生は全員、感謝しろよって感じです(笑)。