11歳男児行方不明から2週間、防犯カメラ少なく捜索難航…京都府警は延べ600人投入

京都府南丹市で11歳の男児が登校中に行方不明になってから、6日で2週間となる。山あいに位置する市内は都市部に比べて防犯カメラが少なく、男児が携帯電話を持っていなかったために位置情報も得られず、府警などによる連日の捜索は難航している。男児が通う小学校は8日に始業式を予定し、同級生らは一刻も早い発見を願っている。
男児は、南丹市立園部小6年の安達結希君(11)。府警や学校などによると、安達君は5年生だった3月23日午前8時頃、学校の約200メートル手前で家族の車から降りたが、学校で約30分後にあった健康観察の際に姿がなく、担任が不在に気づいた。この日は卒業式だったこともあり、学校側から安達君の母親への欠席確認の連絡は、午前11時50分頃まで遅れた。
29日には、学校から約3キロ北西の山中にある峠道周辺で、安達君の通学かばんが見つかった。捜査関係者によると、かばんに目立った汚れはなかった。
捜査関係者によると、安達君はスマートフォンなど位置情報をたどれる端末を携帯していなかった。府警は延べ約600人を投入、防犯カメラも確認して足取りを追う。だが、学校の防犯カメラに安達君と確認できる姿はなかったという。
読売新聞記者は学校から通学かばんが見つかった山中まで約3キロを歩いた。住宅などが集まる市街地は数百メートルで途絶え、山中にかけて田畑が広がる。捜査関係者によると、防犯カメラは都市部より少なく、記者が目視でわかったのも事業所など数か所。記者が1か所で入手した映像では、行方不明当日の日没まで安達君の姿は確認できなかった。
捜査幹部は「確固たるものが得られず、難しい」と打ち明ける。府警は、周辺を走行していた車のドライブレコーダーの確認も進めている。
園部小では、8日に始業式を控える。市教育委員会によると、警察と連携して登下校の見守り態勢の強化などを検討する。複数の児童らの話によると、安達君は、遊具で遊ぶことが好きな活発で明るい性格で、同級生は「行方不明ということしかわからず、心配」と言葉少なに語った。
安達君は身長1メートル34でやせ形、黒色の短髪。黄色の帽子をかぶり、「84」と記載された灰色トレーナーとベージュ色のズボンを着用していた。情報提供は府警南丹署(0771・62・0110)へ。

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