日本中が注視していた行方不明事件は、最悪の結末を迎えてしまった。京都府南丹市の小学生・安達結希くん(11)の遺体が見つかった事件で、京都府警は4月16日、死体遺棄容疑で結希くんの義理の父・安達優季容疑者を逮捕した。捜査関係者によると、「私のやったことに間違いありません」と供述し、容疑を認めているという。
結希くんの遺体が見つかったのは4月13日。通っていた小学校から南に約2キロ離れた林道付近の長い一本道で、鬱蒼とした雑木林が囲んでいる場所で発見された。翌14日午前から司法解剖が行われ、身元が結希くんだと判明した。全国紙の社会部記者の話。
「発見当時、遺体は腐敗が進んでおり死後相当な時間が経っていました。切り傷や刺し傷などの目立った外傷はなく、埋められるなど隠された様子もなかったようです。その後、14日に行われた司法解剖を経て遺体の身元が判明。翌15日朝から、府警は結希くんの自宅に、死体遺棄容疑で家宅捜索に入りました」
「(結希くんは)おじいちゃんとおばあちゃんに溺愛されていましたね」──以前、取材班が話を聞いた女性はこのように証言していた。その女性は、結希くんが2歳の頃から親交があったという。
「よく家の周りを一緒に散歩していた姿を覚えています。私の祖父は外でタバコを吸うんですが、最近もおばあちゃんとお出かけする姿を見かけていたそうです。安達さんの家には親戚がよく集まっていて、結希くんはみんなに可愛がられていました」
家族と仲睦まじく過ごしていた様子が伝え聞こえる結希くん。結希くんが生まれる前から一家と親交があったという別の女性は、親子関係についてこう語る。
「もともと、結希くんのお母さんは、ずっとこの辺に住んでいたわけじゃなくて、高校卒業後くらいに東京へ出て働いていました。
結婚して結希くんが生まれてからは、年に数回、お盆とか長期休みのたびに『おじいちゃん家に遊びに行く』みたいな感じで帰ってきていました。前のお父さん(結希くんの実父)とお母さんと結希くんの3人で仲良く山に入って遊んでいるのを見かけていましたよ。
お母さんが離婚してからは園部に戻り、おじいちゃんたちと一緒に暮らしていた時期が長かった。お母さんも仕事で忙しくなってきたからか、結希くんの面倒はおばあちゃんとおじいちゃんが見ることが増えたように思います」
安達容疑者が、結希くんの母と再婚をしたのは、母子が京都で住むようになってからだ。京丹波の工場で同僚として出会い、昨年12月に再婚した。しかし、女性によれば「お付き合いが濃厚」な近隣住民でさえ安達容疑者についてあまり詳しくなかったという。