【キャンベラ時事】オーストラリア訪問中の高市早苗首相は4日、アルバニージー豪首相と共に、キャンベラの「奈良平和公園」に建てられた故安倍晋三元首相の慰霊碑に献花した。この後、高市氏は記者団に、安倍氏が提唱した「自由で開かれたインド太平洋」について、「進化の具体的取り組みを進め、地域全体を強く豊かにしたい」と決意を語った。
キャンベラは姉妹都市の奈良市と交流があり、安倍氏が2022年に同市内で街頭演説中に凶弾に倒れたことを受け、慰霊碑が設置された。「オーストラリアの良き友人 功績を称える」と記された慰霊碑に、高市氏は白菊と赤いバラの花輪をささげ、両手を合わせて追悼。アルバニージー氏は黄色い花輪を供えて黙とうした。
1973年に奈良市を訪れたホイットラム豪首相(当時)が推進し、76年に署名された日豪友好協力基本条約は、豪州で「NARA条約」とも呼ばれる。その50周年の節目に、奈良県出身の高市氏が同公園にクロマツを植え、さらなる友好発展を誓った。 [時事通信社]