森友文書「不開示」提訴へ、赤木雅子さん会見「池田さんのノートが出たら、区切りにできると思っていたのに」

「直前まで出すと言っていたのに……」
森友事件の公文書改ざんで近畿財務局職員の夫、赤木俊夫さんを亡くした雅子さん。関連文書の開示を受けてきたが、財務省は開示を約束していた職員のノートを不開示とした。雅子さんは取り消しを求める裁判を決断。きのう(25日)、会見で明らかにした。
問題のノートは近畿財務局の管理職のもので、俊夫さんの上司、池田靖氏のものとみられる。森友学園への国有地値引きの責任者であり、俊夫さんに改ざんを命じた当事者でもある。
財務省は今年3月まで、ノートを開示すると話していたが、4月に突然発言を翻した。会見で雅子さんは、
「池田さんのノートが出たら、それを区切りにしてやっと落ち着けると思っていたんですけど、出ないことになって体調が急変して、心拍数がすごく上がって自分でもびっくりしました」
■財務省から喧嘩を売られた
「財務省から喧嘩を売られたというか、直前まで出すと言ってたものが急に出ないってことになったので、もうこれは裁判をするしかないと」
期待することもある。
「財務省はすごく大きくて頑丈で、私が一人で闘ってもびくともしない組織だと感じますけど、その組織を作っているのは一人一人の人間なので、誰か一人くらい真実を伝えてくれるんじゃないかと期待しています。今は無理でも」
最も知りたいことは、
「改ざんの出発点ですね。誰が発案して指示したのか。夫に言ったのは池田さんですけど、本省で佐川さん(佐川宣寿元財務省理財局長)が思いついたのか、それとも佐川さんに指示した人がいるのか、それが知りたいです」
「あの時、私は夫を助けられなかった。あの経験はもう誰にもしてほしくないし、夫みたいな人が二度と出てほしくない。財務省にこんなことされてもへこたれずにまだまだやれることはやりますよっていう気持ちです」
最後に代理人の生越照幸弁護士が一連の開示を振り返った。
「14万6000枚の文書が出て、改ざんはダメだと止めようとしたのは結局、赤木俊夫さんだけだったとわかりました。それ以外に止めようとした人はいなかったというのが一つの結論です」
不開示決定の取り消しを求める裁判は近く大阪地裁に提訴される。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする