「形見になるようなものがない、髪の毛も」 新名神の6人死亡事故から4か月 遺族が初めてカメラの前で心境語る 弁当を作って待っていたけれど…「主人は帰ってこない」

遺族「形見になるようなものがない、髪の毛も」
ことし3月、三重県亀山市の高速道路で大型トラックが渋滞に突っ込み、6人が死亡した事故。事故から4か月の20日、遺族が初めて心境を語りました。
(髙峰啓三さんの妻) 「主人の分の弁当を作って出す準備をしていたけれど、時間になっても全然連絡ないし帰ってこない」
埼玉県で単身赴任をしていた髙峰啓三さん。週末には地元のバレーボールチームの監督として活動し、毎週、兵庫県の自宅まで車を走らせていました。
しかし、その日は、いつになっても髙峰さんが帰ってくることはありませんでした。
原因はトラック運転手の“ながらスマホ”か 3月に新名神で起きた事故
ことし3月、3連休の初日。亀山市の新名神高速で、水谷水都代被告が運転していた大型トラックが渋滞に突っ込み、2台の車が炎上。あわせて6人が死亡しました。
事故の原因は水谷被告の「ながらスマホ」とみられています。
亡くなったのは、追突された乗用車に乗っていた 静岡県の松本幸司さん(45)一家5人とその前を走っていた髙峰さん(56)でした。
「形見になるようなものがない、髪の毛もない…」
事故から7月20日で4か月、髙峰さんの家族がカメラの前で初めて心境を語りました。
(髙峰啓三さんの妻) 「何も形見になるようなものがなくて、髪の毛もないって、何でこんな死に方をしないといけなかったんですかね…うちの主人」
「趣味の話もバレーボールの話も何もできなくなった」
髙峰さんと同じバレーボールチームでコーチをしていた四男(20)は、事故後、髙峰さんの写真の入ったペンダントを常に身に着けています。
(四男) 「人生の見本を、言ってしまえば取り上げられて、これから一緒にいる時間があったのに。趣味の話もバレーボールの話も、何もできなくなったというのが本当に悔しい」
過失運転致死の罪に問われている水谷被告。初公判では起訴内容を認めていて、次回の裁判では、被告人質問が行われる予定です。

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