ジビエ料理を楽しめるコンセプトカフェ「あにまりあ」。このカフェのオーナーが、インフルエンサーであり現役の若手ハンターでもある「ハンターちゃん」だ。小さい頃から山菜採りに親しみ、シカ肉も大好きだったという彼女は、猟師に誘われたことをきっかけに狩猟の世界へ踏み込み、以来その活動の様子をインスタグラムやTikTokで発信し続けている。【映像】地雷系女子ハンターが実際にシカを仕留めた瞬間 世間ではクマ問題が取り沙汰されているが、農林業や森林生態系への被害という点では、クマ以上にシカが深刻な問題となっている。『ABEMA Prime』では、地雷系猟師・ハンターちゃんと自然保護活動家・鈴木ひかる氏をゲストに迎え、「かわいそう」だけでは解決できないシカ問題の現実と、害獣対策のあり方について考えた。■クマより深刻なシカ被害、生態系崩壊の実態 北海道においてエゾシカの推定生息数は過去最高となるおよそ73万頭にまで増加しており、農家への食害をはじめ、山の生態系崩壊や交通事故など、被害は多岐にわたる。一方で、捕獲したシカシカやイノシシのうち食肉として処理されるのはわずか1割程度で、残りの9割はゴミとして廃棄されているとも言われる。 文筆家の佐々木俊尚氏は、登山や狩猟コミュニティへの参加経験を踏まえながら、「シカの問題はクマ問題にかき消されて全然知られていないが、死ぬほど深刻だ。クマは本州の山を30年以上歩いて2回しか見たことはないが、シカはほぼ毎回どこかに行けば必ずいるくらい大量に溢れかえっている」と語る。南アルプスでは高山植物がシカに食い荒らされて消滅しつつある地域もあり、樹木の幹の皮が食べられて立ち枯れする現象もあちこちで起きていると説明する。 シカが増えた背景について佐々木氏は、天敵であるオオカミが明治時代に絶滅して以降、里山の過疎化と耕作放棄地の増加で食べ物が豊富になったこと、さらに気候変動による積雪量の減少が重なったことを挙げる。 ハンターちゃんも「農林被害や山の生態系が崩れていっているのは間近に見て感じている」と訴える。シカが絶対に食べない植物ばかりが残り、緑は豊かに見えても実質的に生態系が壊れている山が北海道にも存在すると説明した。また、、シカとの衝突や回避行動による交通事故の危険性も指摘されており、EXIT・兼近大樹も「長旅すると1頭や2頭は吹っ飛ばされたシカを見かける。車も被害に遭うし、避けた時に事故になることもある」と北海道出身者として実情を証言した。
ジビエ料理を楽しめるコンセプトカフェ「あにまりあ」。このカフェのオーナーが、インフルエンサーであり現役の若手ハンターでもある「ハンターちゃん」だ。小さい頃から山菜採りに親しみ、シカ肉も大好きだったという彼女は、猟師に誘われたことをきっかけに狩猟の世界へ踏み込み、以来その活動の様子をインスタグラムやTikTokで発信し続けている。
【映像】地雷系女子ハンターが実際にシカを仕留めた瞬間
世間ではクマ問題が取り沙汰されているが、農林業や森林生態系への被害という点では、クマ以上にシカが深刻な問題となっている。『ABEMA Prime』では、地雷系猟師・ハンターちゃんと自然保護活動家・鈴木ひかる氏をゲストに迎え、「かわいそう」だけでは解決できないシカ問題の現実と、害獣対策のあり方について考えた。
■クマより深刻なシカ被害、生態系崩壊の実態
北海道においてエゾシカの推定生息数は過去最高となるおよそ73万頭にまで増加しており、農家への食害をはじめ、山の生態系崩壊や交通事故など、被害は多岐にわたる。一方で、捕獲したシカシカやイノシシのうち食肉として処理されるのはわずか1割程度で、残りの9割はゴミとして廃棄されているとも言われる。
文筆家の佐々木俊尚氏は、登山や狩猟コミュニティへの参加経験を踏まえながら、「シカの問題はクマ問題にかき消されて全然知られていないが、死ぬほど深刻だ。クマは本州の山を30年以上歩いて2回しか見たことはないが、シカはほぼ毎回どこかに行けば必ずいるくらい大量に溢れかえっている」と語る。南アルプスでは高山植物がシカに食い荒らされて消滅しつつある地域もあり、樹木の幹の皮が食べられて立ち枯れする現象もあちこちで起きていると説明する。
シカが増えた背景について佐々木氏は、天敵であるオオカミが明治時代に絶滅して以降、里山の過疎化と耕作放棄地の増加で食べ物が豊富になったこと、さらに気候変動による積雪量の減少が重なったことを挙げる。
ハンターちゃんも「農林被害や山の生態系が崩れていっているのは間近に見て感じている」と訴える。シカが絶対に食べない植物ばかりが残り、緑は豊かに見えても実質的に生態系が壊れている山が北海道にも存在すると説明した。また、、シカとの衝突や回避行動による交通事故の危険性も指摘されており、EXIT・兼近大樹も「長旅すると1頭や2頭は吹っ飛ばされたシカを見かける。車も被害に遭うし、避けた時に事故になることもある」と北海道出身者として実情を証言した。