渋谷の再開発に伴い、JR東日本の渋谷駅ではきょうの未明から線路の切り替え工事が行われています。電車を止めての工事はこれで最後となります。
5回目となるJR渋谷駅の線路切り替え工事は、きのうの終電の後から始まり、あさって月曜の始発前まで、およそ52時間にわたって行われます。
今回の工事は、ジャッキなどを使い山手線の線路とホームの高さを上げ、下を通る通路の天井の高さを確保するものです。
この影響で山手線は渋谷駅をはさむ大崎と池袋の間で、きょうは外回り、あすは内回りが終日運休となり、2日間でおよそ64万人に影響すると見込まれます。
観光客(20代)「(昨日)聞いてちょっと不便だねって話をしていて」外国人観光客
「(運休に関する)看板を持っている人を見た。誰かに聞いたり別の電車に乗ったりしようかな」
ポスターなどで事前に周知されているほか、外国人に向けては駅員が看板を持って案内をするなどしていたため、大きな混乱は見られませんでした。
渋谷駅では2018年から線路の切り替え工事を行っていて、電車を止めて行う工事はこれで最後。今後は通路の幅を広げるなど、駅の利便性を高める工事を行い、2027年度の完成を目指すということです。