大阪市住之江区で13日、警察官が刃物を持った男に発砲した上で、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕した事件で、警察は男が女性の頭などを切りつけて殺害しようとしていたとして、殺人未遂の疑いで再逮捕しました。女性の頭などには、50ヵ所以上の傷があったということです。
24日に再逮捕された、住之江区に住む無職の男(58)は、13日午前、自宅近くの集合住宅で、76歳の女性の頭などを包丁で複数回突き刺すなどして、殺害しようとした疑いが持たれています。
女性は50回以上切りつけられたとみられ、頭の骨を折るなどの重傷です。
警察によりますと男は、2階の部屋の玄関ドアを怒鳴りながら蹴っていた際、女性に「何してんの」と声をかけられたことに激高し、女性を襲ったとみられます。
男はその後、駆けつけた警察官に包丁2本で切りかかろうとしたため発砲を受け、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕されていました。
男は脇腹に弾が当たり、病院に運ばれましたが、命に別条はありません。
男は殺人未遂容疑について、「全く知りません」と容疑を否認しているということです。