東京都の小池百合子知事は24日、定例会見に出席し、大麻類似の成分を含むグミを食べた人が体調を崩し、相次いで搬送された問題について言及した。
騒動の発端となったグミには大麻に類似した合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)が含まれ、厚生労働省の指定薬物部会は22日に東京都内のグミ販売店で見つかった製品から検出されたHHCHを指定薬物に追加。12月2日から所持や使用、流通が禁止される。
また東京都では、問題を受け、インターネットショッピングサイトやフリマサイトを運営する企業に規制を周知し、同様の商品を扱う可能性がある店舗には販売自粛を要請した。
小池氏は「健康被害も発生している。規制日の12月2日の前であっても、成分が入ったグミなどを買ったり食べたりしないようにしていただきたい」と話した。