山下智久ら出演の「Kアリーナ横浜」で刺傷事件 開業直後から数々の〝悪評〟

神奈川・横浜市のみなとみらい地区にある音楽施設「Kアリーナ横浜」で23日、40代の女性が何者かに刺される事件が起きた。同所では山下智久らが出演するイベントが行われた直後で何が起きたのか。
神奈川県警によると、この日午後5時45分ごろ、女性が腹部を刃物のようなもので刺され、119番通報があった。女性は「イベントに参加して外に出たら刺されていることに気付いた」と話しており、通報時は刃物が刺さった状態だったという。重傷だが、意識はあるという。
同アリーナは今年9月にオープンしたばかりの音楽専用施設で、2万人を収容できる。この日は「MTVビデオ・ミュージックアワード・ジャパン」の音楽ライブが開催され、午後2時から5時まで、山下やシンガー・ソングライターのNOAらが出演し、イベントが終わった直後に事件が発覚した。
通報直後、現場一帯は騒然となり、警察の現場検証が終わった後もKアリーナの正面階段には、被害者のものと思われる血痕が残っており、スタッフらが清掃する光景が見られた。
女性を刺した人物は逃走したとみられ、隣接するホテルに宿泊しているカップルは「ホテルの横でこんなことが起きるとは思わなかった、びっくりです。本当は部屋でお酒を飲んで付近を散歩する予定でしたが、怖いのでやめます」と夜のみなとみらいの観光を断念していた。
開業したばかりのKアリーナだが、その評価は芳しくない。会場規模に対するトイレの少なさや、電波のつながりにくさなどが指摘され、特に非難の声が大きいのがその混雑具合だ。通常徒歩10分の距離にある横浜駅までの道が限られ、イベント開催時には約2時間かかることで、SNSでは「退場が地獄」との投稿が相次ぎ、ニュースになっていたばかりだ。
付近に住む50代夫婦は、「すごい混むとか悪い評判が多かったのに、今度はこんな事件が起きて。良くない印象ばっかりで大丈夫かしらね」とこぼした。開業から2か月余りで起きた刺傷事件が与える影響は大きい。

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