20代の教育実習生に繰り返し性行為を要求…岐阜31歳女性教師が繰り返した執拗なセクハラ

セクハラ女性教師は教育実習生を指導する立場を悪用し、酒席で体にベタベタ触れ、何度も性行為を求める発言をしていた。
岐阜県内の公立中学に勤める31歳の女性教師が、教育実習に来ていた20代の大学生にセクハラ行為を繰り返したとして、県教育委員会から停職4カ月の処分を受けた。県教委は実習生の性別を明らかにしていない。
今年6月の教育実習期間中、女性教師は有志の教師4人と実習生3人の計8人で、県内の飲食店で懇親会を開催した。女性教師は右隣に座っていた実習生に「手相を見てあげるわ」と言って接触。さらに右腕を実習生の右脚まで伸ばし、太ももに手をついて体を寄せ、もたれかかった。テーブルの上のドリンクを取ろうとした女性教師の二の腕が、実習生の胸に当たることもあった。
実習生はその席で突然、女性教師から性行為をしようと求められた。店を出てからも自宅の方向が一緒だったため、2人きりになった帰り道でも執拗に誘ってきたが、断り続けた。実習生は指導中も女性教師から、理由もないのに頭をなでられるなどの被害に遭っていた。
女性教師の言動に怯え、耐えかねた実習生は、実習終了後、同じ実習生仲間に「大学に相談しようと思っている」と打ち明けた。その話を実習生仲間から伝え聞いた女性教師は、自ら校長に報告して一連のセクハラ行為が発覚した。
女性教師は県教委の聞き取り調査に「教育実習生に好意があり、仲良くなりたかった。不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした」と、話しているという。
県教委教育管理課の担当者がこう言う。
「懇親会での2人の様子を目にしていた教員はいましたが、『2人は仲がいいんだなぁ』という印象で、注意しなければとは思わなかったそうです。女性教員も実習生が嫌がっているとは思っていなかった。指導教員と実習生という関係で、そういった立場にあるものから性的発言をされ、実習生は恐怖感を覚えたそうです。性的行為を求めた発言内容については、それを明かすことで再び恐怖感を呼び起こす可能性があるので、詳細な内容については回答を控えさせていただきます。実習生の性別を公表しない理由については、被害者保護の観点からと、被害者から『性別は明かさないで欲しい』という強い要望があったからです」
自身が目指した憧れの教師から、まさか体の関係を迫られるとは、実習生にとっては地獄のような日々だったに違いない。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする