4年前の参議院選挙をめぐり、公職選挙法違反の罪で実刑判決を受け服役していた河井克行元法相が29日、栃木県内の刑務所から仮釈放されたことがわかりました。
河井克行元法相は、妻の案里元議員が初当選した2019年の参議院選挙をめぐり、広島県の地元議員らに現金を渡して買収したなどとして、2021年、懲役3年、追徴金130万円の実刑判決が確定し、栃木県内の刑務所で服役していました。
関係者によりますと、29日午前、河井元法相は、来年までの服役の満期を前に仮釈放されたということです。
刑務所内の生活態度や、更生への意欲などが考慮されたとみられます。
河井元法相は実刑判決が確定した際、「今回の件の全ての責任は私ただ一人にあり、私が全てをお引き受けする覚悟です」などとコメントしていました。