立憲民主党の野田佳彦元首相は6日、TBSのインターネット番組で、松野博一官房長官が自民党安倍派の政治資金パーティー収入裏金化疑惑を巡って定例記者会見で説明を拒んでいることに関し、同氏の辞任を要求した。「(国家予算という)兆円単位の金を動かす人が足元の金の説明もできないなら、任にあらずだ」と述べた。
松野氏は派の事務総長経験者。会見では「政府の立場として答えは控える」と繰り返している。これについて野田氏は「(長官の立場と国会議員の立場は)切り分けできない。それだけで逃げようとしても無理だ」と強調した。
[時事通信社]