終盤戦に向け「接戦区」てこ入れ…自民は「重点区」に党幹部が集中応援、中道は新党結成の「象徴区」注力

衆院選が終盤にさしかかる中、与野党が接戦区へのてこ入れを図っている。自民党は、競り合っている選挙区を「重点区」に位置づけ、高市首相(自民総裁)ら党幹部が集中的に応援に入る。苦戦が伝えられる中道改革連合は、巻き返しに懸命だ。
首相は3日、首相官邸で閣議を終えるとすぐに埼玉県に向かった。約1時間後には街頭でマイクを握り、「豊かで平和な日本の国を一緒に作りましょう」と聴衆に呼びかけた。
2日夜には、麻生副総裁、鈴木幹事長らと党本部に集まり、約2時間にわたり衆院選の情勢を分析した。終盤の選挙戦略や、党幹部がどの重点区に入るかを協議したという。古屋圭司選挙対策委員長は会合後、「手応えは感じているが、選挙はこれからが本当の勝負だ」と記者団に語り、表情を引き締めた。
連立を組む日本維新の会は、地盤とする大阪以外で議席の上積みを目指す。藤田文武共同代表は3日、東京都北区で記者団に「(連立入りで)維新の役割があると思ってもらえるよう頑張りたい」と意気込んだ。
一方、報道各社の調査で伸び悩みが伝えられる中道改革は3日、「激戦区」とした選挙区に幹部を相次いで投入した。
野田共同代表は神戸市内で街頭演説し、「昨日の敵は今日の友。同志中の同志として応援してほしい」と訴えた。野田氏が訪れた兵庫2区は、2024年衆院選で、公明党と立憲民主党の候補がぶつかっただけに、新党結成の「象徴」として注力する考えだ。

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