発射能力のない銃を仕入れ…撃てるよう加工した機関銃と小銃11丁をネットで密売

機関銃や小銃を売ったとして、福岡県警などは7日、埼玉県川越市の会社役員の男(33)を銃刀法違反の疑いで再逮捕したと発表した。男は、正規業者から入手した発射能力のない銃を発射できるよう加工した上でインターネットなどで販売していたという。
発表によると、男は2020年2月~22年10月、機関銃や小銃計11丁を広島市の無職男(34)と兵庫県伊丹市の医師の男(49)に計約440万円で売った疑い。県警は認否を明らかにしていない。男らは趣味で購入していたといい、実弾は見つからなかった。
今年4月、ネットオークションで銃の部品が売られているとの情報提供があり捜査を開始。県警などが11月、自宅で小銃3丁を所持したとして会社役員の男を同法違反容疑で逮捕した。会社役員の男や銃を購入した男2人の関係先からは機関銃や小銃計37丁が押収されており、会社役員の男は1丁約30万~50万円で販売していた。
県警などは銃を購入した男2人について11月、同法違反容疑で福岡地検に書類送検した。

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