東京・銀座でいわゆる「白タク」営業をしたとして中国国籍の男が逮捕されました。
警視庁によりますと道路運送法違反の疑いで逮捕された無職の金亮容疑者(30)はことし6月、中央区銀座でタクシー営業の許可を受けずに自家用車を使って観光客をホテルから都内の観光地などへ1700元(日本円で約3万4000円)で運ぶ「白タク」営業をした疑いがもたれています。
ことし1月一般のタクシーの運転手から「白タク営業をやっている人がいる」という通報をうけ警視庁・新宿署が捜査していたところ、ことし6月署員が中央区銀座で金容疑者が客をのせているところを発見し職務質問をしたということです。
金容疑者ははじめは「友達を乗せている」と白タク営業を否定していましたが、客が「知らない人です」と話したことから事件が発覚したということです。
金容疑者は中国のアプリ「WeChat」を使って客を見つけ、連絡を取り合っていたということです。
調べに対し、金容疑者は逮捕容疑については「客をのせたことは間違いないがお金はもらっていない」と一部否認しているということですが、「去年年末ごろから(白タク営業を)やっていた」「100万円ぐらい稼いだ」などとも供述しているということで、警視庁は金容疑者が白タク営業を繰り返していたとみて調べています。