安倍派政治資金パーティ問題、早ければ14日にも強制捜査へ 1000万円キックバック疑いの橋本聖子元大臣「言えなくてつらい」

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は、早ければ14日にも安倍派への強制捜査に乗り出す方針です。
伊藤亜衣記者(14日) 「午前10時半です。橋本聖子議員事務所の前には多くの報道陣が詰めかけていますが、現時点で大きな動きはありません」
札幌市中央区にある橋本聖子元オリンピック・パラリンピック担当大臣の事務所には、午前8時前から20人近くの報道陣が集まり、早ければ午後にも入るとみられる東京地検特捜部の家宅捜索を待っています。 自民党・安倍派の政治資金パーティーをめぐっては、各議員側が集めたパーティー券の収入のノルマを超えた分が、派閥側から議員側にキックバックされ、その一部を政治資金収支報告書に記載していなかった疑いがあります。

安倍派のキックバックの総額は過去5年でおよそ5億円とみられていて、東京地検特捜部は14日以降、安倍派に所属する議員99人のうち、キックバックを受けた議員に聴取を進める方針で、その数は数十人規模に及ぶとみられています。 道内関係の安倍派の議員は5人いて、このうち橋本元大臣は、1000万円以上のキックバックを受けていた疑いがあります。
橋本聖子元五輪担当大臣 「説明はやはりしないといけないんですけど、それを今する状況ではないと言われているものですから、それが言えなくてつらいです」
橋本元大臣はHBCが行った「キックバックを受けたことがあるか」、「政治資金収支報告書に記載したか」などを問うアンケートに対し、「事実関係を確認中で、今は回答できない」とし、明言を避けています。

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