「今後は普通の人間になりたい」 “頂き女子りりちゃん” 起訴のホストに「私のせいでごめんねって」 記者と面会

自らを“頂き女子りりちゃん”と名乗る渡辺真衣被告(25)が25日、愛知県の留置場で記者の面会に応じました。渡辺被告は、男性2人から恋愛感情を利用して、現金合わせて1億5000万円以上をだまし取った詐欺などの罪に問われています。
渡辺被告
「メリークリスマスです!」
「毎日報道の人とかが会いにきてくれて、たった15分だけど誰かとおしゃべりできるの、楽しい!」
詐欺の罪について質問すると…
渡辺被告
「詐欺になるって頭のどこかでは気付いていたけど、男性を応援しているだけだって、気付かないようにしていた。(ホストの)担当に使うお金のことばかり考えていた」
記者
「 “頂き女子”という言葉が今年の流行語にノミネートされました」
渡辺被告
「聞きました! びっくり! うれしいです!」
記者
「うれしいんですか?」
渡辺被告
「はい! いい意味ではないけど私はうれしいです!」
その“頂く”テクニックをマニュアルにまとめていた渡辺被告。マニュアルを販売して詐欺を手助けした罪にも問われています。
渡辺被告
「でもその(マニュアルの)せいで別の子が捕まっちゃって…」
このマニュアルを使い、男性から現金をだまし取ったとして、名古屋市の女子大学生に執行猶予付きの判決が言い渡されました。渡辺被告はその女性が拘置所にいる間、手紙のやりとりをしていたといいます。
渡辺被告
「彼女は手紙の中で“りりちゃんは私の青春!”って言ってくれたことがうれしかった」
終始、記者の質問に明るく受け答えしていた渡辺被告。さらに目を輝かせたのが…
記者
「渡辺さんが大金を使っていたホストの“かみやさん”も起訴されましたが」
渡辺被告
「わー! あゆむくん! あゆむくん!」
渡辺被告が男性からだまし取った現金を貢いでいたというのが東京・歌舞伎町のホスト、“狼谷歩”こと田中裕志被告(26)です。
渡辺被告
「もし会ったら、私のせいでごめんね、心配してるって伝えてほしい」
そして今後について質問すると…
渡辺被告
「もし出られたら、今後は普通の人間になりたい!」
「振り返ると自分はかなり狂っていました。当たり前に家も身分証も持っている普通の人間になりたい」
次回の公判は2月に予定されています。

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