Yoshifumi Takemoto
[東京 26日 ロイター] – 岸田文雄首相は26日、都内で講演後の質疑応答で、来春予算成立後の衆院解散の可能性を問われ、今は政治の信頼回復に取り組むのが大きな課題で、経済や外交で結果を出すことに専念するのが全てだと述べ、明言を避けた。
自民党安倍派の政治資金パーティーをめぐる疑惑について、「国民から政治とカネで疑念を持たれる事態は大変遺憾」として陳謝。「政治の安定こそが最大の外交・経済対策」と指摘し「首相として先頭に立って信頼回復に向けて取り組んでいきたい」と強調した。
首相が25日に表明した年明けに新設する党改革のための新組織での具体的検討内容については明言を避けつつ、結果として政治資金規正法の改正を議論することはありえると述べた。