27日、北海道では、走行中の乗用車からタイヤが脱落する事故が相次ぎました。巻き込まれた人や車はなく、けが人はいません。
27日午後2時55分ごろ、小樽市春香町の国道5号線「張碓トンネル」を走行中の乗用車から、左前のタイヤが外れました。 乗用車はすぐに停車し、運転していた40代の男性と乗っていた男性の妻と子どもにけがはなく、外れたタイヤに巻き込まれた人や車はいません。
当時、乗用車は札幌市から小樽市方向に走行していました。 運転していた男性は「トンネルに入る50~100メートル前から異音がした。停まろうとしたらタイヤが外れた」などと、警察に説明しているということです。 警察によりますと、男性は、11月中旬ごろに自分でタイヤ交換をし、その後の点検はしていなかったということです。
また午後3時過ぎには、登別市若草町4丁目でも、道道を走行中の乗用車から、左前のタイヤが外れました。 タイヤは近くの電柱にぶつかって止まり、巻き込まれた人や車はいません。 乗用車を運転していた30代の女性は、すぐに車を止めて、女性にけがはありません。 警察によりますと、女性は「26日に運転中、ゴリゴリという音が聞こえたが氷だと思った」などと話しているということです。
警察は、タイヤ交換の増し締めや、ナットが緩んでいないか定期的に確認すること、そして運転中に違和感を覚えたら運転をやめて点検するよう呼びかけています。