「暴力ふるうのは日常的」知的障害の男子中高生に暴行 放課後デイ代表ら3人を追送検

障害のある子供らが通う放課後等デイサービス施設で、知的障害のある男子中高生の利用者2人に暴行を加えたとして、大阪府警は27日、暴行の疑いで、大阪府吹田市の施設「アルプスの森」の運営会社「ミヤビ」代表、宇津慎史(しんじ)容疑者(60)ら男3人を追送検した。
ほかに追送検されたのは、いずれも同社社員で宇津容疑者の兄、雅美(まさみ)容疑者(65)と、棟方日出海(むなかたひでみ)容疑者(62)。3人は容疑を認めている。慎史容疑者は「言うことを聞かない利用者に暴力をふるうのは日常的なことだと思って、暴行を繰り返すようになった」と供述しているといい、府警は利用者への暴行が常態化していたとみている。
追送検容疑は、2月23日~4月23日、施設で男子高校生(16)の頭を壁に複数回打ち付けたり、バランスボールで男子中学生(14)の顔を殴ったりするなどの暴行を加えたとしている。
施設を巡っては昨年12月、利用者で中学1年の清水悠生(はるき)さん=当時(13)=が送迎車の降車時に飛び出して行方不明になり、近くの川で死亡する事故が発生。府警が業務上過失致死容疑で慎史容疑者らを逮捕していた。

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