元K―1戦士タケルさん51歳で急逝…急性多臓器不全のため…90年代にジェロム・レ・バンナらと対戦

1990年代後半から2000年代に立ち技系格闘技イベント「K―1」で活躍したタケル(本名・森史郎)さんが22日に病気のため急逝したことが27日までに分かった。51歳だった。
関係者によると、タケルさんは、体調不良でこの1年は入退院を繰り返しており、22日未明に大阪・吹田市内の自宅で急逝した。死因は急性多臓器不全。告別式は28日午後2時から大阪・吹田市の公益社千里山田会館で営まれる。喪主は母親の森礼子さん。
1994年に空手の正道会館に入門したタケルさんは、95年12月9日に名古屋レインボーホールでのジーン・フレジャー戦でK―1デビュー。初陣をKOで飾った。
以後、身長192センチ、90キロを超す恵まれた体格のサウスポースタイルで佐竹雅昭、武蔵に次ぐ「正道会館第三の男」として注目。ジェロム・レ・バンナ、マイク・ベルナルドら世界の強豪と対戦し2008年12月6日の横浜アリーナでの判定で敗れた洪太星戦を最後に現役を引退した。戦績は18戦5勝(2KO)13敗だった。
引退後は、飲食店を経営していたが、知人によると数年前に体調を悪化させ経営から退いていたという。

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