海保の殉職職員の司法解剖実施 事故瞬間の機内の様子解明へ

羽田空港の滑走路で、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、警視庁は死亡した5人の海上保安庁職員のうち2人について、きょう、司法解剖を行うと明らかにしました。
さきほど、9時ごろから日本航空機の撤去作業が始まりまして、重機などがはいって、翼を切断する作業が行われています。5分ほど前に高く黒煙が立ち上る様子も確認できました。原因は不明ですが、今は収まっているように見えます。
日本航空機の撤去は、あさってまでかかる見込みで、海保機は、きょうのうちに撤去されることになっています。
この事故では、海保機に搭乗していた6人のうち、▼副機長の田原信幸さん(41)、▼通信士の石田貴紀さん(27)、▼探索レーダー士の帯刀航さん(39)、▼整備士の宇野誠人さん(47)、▼整備員の加藤重亮さん(56)の5人が死亡しました。
このうち、加藤さんと田原さんについて、警視庁はきょう、司法解剖を行い、死因などを特定する方針です。
海保機の宮本元気機長(39)は、これまでの聴取に対し、衝突の瞬間について「機体の後ろの部分がいきなり燃えた」と話していることから、警視庁は死亡した5人の死因を調べ、事故の瞬間、海保機内がどのような状態になっていたのかなど解明する方針です。

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