中国海軍の艦艇2隻、奄美沖から太平洋へ航行 今年初、防衛省「警戒・監視に万全期す」 鹿児島

中国海軍の艦艇2隻が今月3日午後、奄美大島沖を通って太平洋へ航行していたことが分かりました。防衛省によりますと、3日午後1時ごろ、トカラ列島の南端・横当島の南西およそ40キロの海域で、中国海軍のジャンカイ2級フリゲート艦と、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦のあわせて2隻が航行しているのを確認しました。2隻は奄美大島と横当島の間を北東に進んだ後、太平洋へ航行したということです。海上自衛隊鹿屋航空基地所属のP-1哨戒機が警戒・監視などにあたり、領海への侵入はなかったということです。中国海軍の艦艇が奄美大島と横当島の間を通って太平洋や東シナ海への航行が確認されたのは去年6回と相次ぎ、今年に入って初めてです。防衛省は「中国軍は日本周辺や太平洋で活動を活発化させており、引き続き動向を注視し、警戒・監視などに万全を期したい」としています。

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