知人男性の首を包丁で刺して殺害しようとした疑いで、佐賀県多久市の73歳の女が12日、逮捕されました。刺したことは認めたものの「殺そうとは思っていませんでした」と話しているということです。
殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、佐賀県多久市の無職、宮川けい子容疑者(73)です。
宮川容疑者は12日午前2時ごろ、自宅で、多久市内に住む70代の知人の男性の首を包丁で刺した疑いです。宮川容疑者から連絡を受けた姉が午前3時半ごろ、「妹が男の人を刺した」と110番通報しました。
警察が駆けつけた際に、男性は血を流していましたが意識はあり、その後、病院に搬送されましたが命に別条はないということです。包丁も現場で見つかりました。
警察の調べに対し、宮川容疑者は「包丁を持って首を1回刺したことは間違いありません。ただ、脅すつもりで、殺そうとは思っていませんでした。」と話し、殺意について否認しているということです。
事件前、宮川容疑者と男性は友人を交え、近くの居酒屋で酒を飲んでいたということで、警察は事件に至った経緯を詳しく調べています。