相模原女性遺体 元交際相手の差し戻し審始まる「殺害していません」と無罪主張 東京地裁

2015年に神奈川県相模原市で女性の遺体が見つかった事件で、殺人の罪に問われた元交際相手の男の差し戻しの裁判が東京地裁で始まり、男は無罪を主張しました。
佐藤一麿被告(38)は、2013年に元交際相手の阿部由香利さん(当時25)を殺害した罪に問われ、東京地裁は2019年に懲役17年を言い渡しました。
しかし、二審の東京高裁は「一審は窒息死の可能性が高いと判断したが、睡眠改善薬による中毒死の可能性を否定できない」と裁判のやり直しを命じていました。
きょう始まった差し戻し審で佐藤被告は、「私は由香利さんを殺害していません」と改めて無罪を主張し、弁護側は「阿部さんは自らの意思で睡眠改善薬を飲み自殺した」と述べました。
一方、検察側は、「被告は他の女性とも交際する中、被害者が邪魔になり殺害しようと考えた」と主張しました。

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