震度7誤報の理由は「システム上のメモリに残った過去の震度速報が流出」 プログラムの不具合か 気象庁

今月1日、最大震度7を観測したマグニチュード7.6の大地震が発生した後、また震度7が観測されたとする誤った情報を発表した経緯について気象庁は、システム上のメモリに残していた過去の震度速報が、プログラム上の不具合で再び出てしまった可能性があることを明らかにしました。
この問題は、今月1日の午後4時10分に石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6の大地震が発生し、志賀町で最大震度7が観測された後、気象庁が午後11時5分にも震度7が観測されたとする誤った震度速報を発表したものです。
その理由について、きょう就任した気象庁の森隆志新長官は、「震度7を観測した情報をシステム上のメモリに残していたが、その情報が何らかの理由で、意図しない形で引用されて流れてしまった」と説明しました。
現在は、再発防止策として震度速報をシステム上のメモリに残さないようにする措置をとっているということです。
気象庁 森隆志長官「何らかのプログラム上の不具合があると考えられます。いわゆる『バグ』ですけれど、これについてはどこに『バグ』があるのかを調査中ですので、それを確認した上で、そこの不具合を改善するというか直したいと思います」

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