厚生労働省の職員が省内のメーリングリストに誤ったメールアドレスを登録し、岸田首相の国会答弁案や、職員の氏名などの個人情報を含むメールが誤送信されていたことがわかった。
厚労省によると、昨年夏頃、老健局の職員が休日にメールを確認するため、業務連絡用のメーリングリストに私用のアドレスを登録しようとした際、誤ったアドレスを登録。今年1月まで、そのアドレスにメールが送信され続けた。
メールには岸田首相の国会答弁案のほか、厚労省や他省庁の職員の氏名やメールアドレス、携帯電話番号など、少なくとも約670人分の個人情報が含まれていた。情報の悪用は確認されていないという。
厚労省の担当者は「メーリングリストの運用について改めて検討し、再発防止に努める」と話している。