姫路市の飲食店が販売した恵方巻きを食べた男女に嘔吐（おうと）や下痢などの症状が出た食中毒で、市保健所は８日、患者数が当初の３４人から１５０人に増加したと発表した。調理に携わった従業員のうち、１人の手指から黄色ブドウ球菌が検出。保健所は従業員の手洗いが不十分だった上、常温で長く保管していたことで菌が爆発的に増殖したと考えられるとしている。
市保健所によると、同市魚町の飲食店「雷寿司」は今月２、３の両日、店内で調理した恵方巻き計１６９０本を販売。症状を訴えたのは同市などの１～９１歳の１５０人で、重症者はおらず、全員が快方に向かっているという。