“バール”で男性殴り…現金奪い逃走 都内の「寺」に2人組押し入る…黒っぽい服装にニット帽

12日朝、東京・あきる野市の寺に、黒っぽい服装にニット帽をかぶった2人組が押し入り、現金を奪って逃走しました。80代の夫はバールのようなもので複数回殴られ重傷、妻は鈍器のような物で殴られ軽傷を負ったということです。

東京・あきる野市で12日、複数の警察官が、建物の周りを調べる様子が見られました。
記者
「きょう(12日)の午前5時頃、お寺に強盗が入ったということです」
近所の人
「平和な場所なので、こんな強盗事件があるような場所だと思わなかった」
近所の人
「救急車も来たのか。消防車もあった」
――結構、騒がしかった?
近所の人
「結構どころじゃないよ」
現場は、あきる野市の山あいにある、広徳寺。
警視庁によると、12日午前5時過ぎ、次のような通報がありました。
通報
「バールで、父が殴られた。頭から血が出ている」
2人組が敷地内にある住宅に押し入り、80代の夫と70代の妻が鈍器のようなもので殴られる事件が発生しました。

11日夜、地域の集まりで、80代の夫と会っていたという人は…
夫(80代)と11日に会っていた人
「一緒に飲んだ」
「(午後)9時ごろまでね、やってました」
「最長老でね。乾杯の音頭をしていただいて」
夫は、この地域の代表的な立場の人で、“トラブルなどは聞いたことがない”といいます。
夫(80代)と11日に会っていた人
「温厚ですよね、奥さんも」

しかし、その夜の集まりから約8時間後――
黒っぽい服装にニット帽をかぶった2人組が押し入り、80代の夫をバールのようなもので複数回殴って、こう脅したといいます。
「金を出せ」
そして、物音に気づいた妻が現れると、2人組は妻から現金5万円ほどを奪い、逃走したということです。
夫は、意識はあるということですが、頭のほか腕なども殴られ重傷。妻は、警察に通報しようとしたところ、鈍器で殴られ軽傷だということです。
なぜ、この寺が狙われたかなどはわかっていませんが、2人組は12日午後6時現在も逃走中だといい、警視庁は強盗致傷事件として行方を追っています。

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