大阪府のコロナ無料検査事業の補助金をだましとった疑いで逮捕された岐阜県瑞穂市の市議が、虚偽書類の作成に関わり、報酬を得ていたとみられることがわかりました。
瑞穂市議の松野貴志容疑者(49)はおととし、大阪府の新型コロナの無料検査を請け負っていた会社役員ら男女4人と共謀し、抗原検査キットの仕入れ額を「水増し申請」して、補助金約9億円をだまし取った疑いで15日朝、送検されました。
捜査関係者への取材で松野容疑者は、「水増し申請」に伴う虚偽書類の作成に関わり、だまし取った金の一部を「報酬」として受け取っていた可能性があることがわかりました。
検査を請け負った会社は府に対し、約7万件の申請をしていたといいます。
警察は松野容疑者も、一連の行為が詐欺にあたると認識していたとみています。