市民は「否決?なんで?」「あきれてものがいえない」 パワハラ発言市長の不信任案否決に 福岡・宮若市

福岡県宮若市の塩川秀敏市長(75)が職員にパワハラ発言を繰り返したとされる問題で、市議会では16日、市長に対する不信任決議案が提出されました。採決の結果、可決に必要な出席議員の4分の3の賛成は得られず、不信任決議案は否決されました。
◆議員「市政運営任せるわけにはいかない」
宮若市議会では、16日の臨時議会に、塩川秀敏市長に対する不信任決議案が提出されました。
提案理由を説明する議員
「度重なる市職員に対するパワハラ等は到底容認できるものではございません。今後の市政運営を任せるわけにはいかず、宮若市議会は塩川氏を信任することはできない」
◆市長はパワハラ発言認める
塩川市長は15日、証人として出席した調査特別委員会、いわゆる百条委員会で職員へのパワハラ発言などを認めています。
◆採決の結果は賛成10、反対6
不信任決議案の可決には全議員の3分の2の出席と出席議員の4分の3の賛成が必要です。きょうの臨時議会には16人の議員全員が出席し採決の結果賛成10、反対6で賛成は4分の3に達せず不信任決議案は否決されました。
◆市民は
「否決?否決?なんで?やめさせんといかんよほんとあきれて物が言えないから早く辞めてほしい」
「信用ががた落ちなのでできたら代わってほしいです。特に女性に対してのハラスメントが許せないです。同じ女性として」
◆市の公平委員会は是正勧告
塩川市長に対しては市の公平委員会が職員へのパワハラを認定して2月13日に是正勧告を出しました。また、不信任案は否決されたものの議員の過半数が賛成しているため、塩川市長が今後、職員や議会にどう向き合うのか注目されます。

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