せき止め薬を違法譲渡の疑い、19歳逮捕 「女の子と仲良くなるため」

東京の新宿・歌舞伎町の一角に集まる「トー横キッズ」と呼ばれる若者にせき止め薬を違法に譲り渡したとして、警視庁少年育成課は16日、大阪市の無職男性(19)を医薬品医療機器法違反(無許可授与)の疑いで逮捕したと発表した。薬は「オーバードーズ」(過剰摂取)に使用されていたとみられる。
逮捕容疑は2023年12月16日、新宿区で当時17歳と16歳の少女2人に、せき止め薬計90錠を無償で譲り渡したとしている。「女の子と仲良くなるためにあげていた」と容疑を認めているという。
少年育成課によると、男性は22年5月ごろからトー横で市販や処方されたせき止め薬を若者たちに譲り渡していたとみられる。「グリ下」と呼ばれる大阪・ミナミのグリコ看板下の遊歩道周辺にも出入りしており、そこでも薬を譲り渡していた可能性があるという。【加藤昌平】

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