米軍三沢基地の東側ため池から有機フッ素化合物、暫定指針値の15倍…市民団体が発表

市民団体「食の安全・監視市民委員会」(東京都)は11日、米軍三沢基地(青森県三沢市)の東側にあるため池「五川目堤」で採取した水から、人体に有害とされる有機フッ素化合物が環境省の暫定指針値(1リットルあたり50ナノ・グラム)の約15倍にあたる1リットルあたり746ナノ・グラム検出されたと発表した。
同基地では2022年1月に消火水の流出事故が発生。流出経路に当たる西側のため池から暫定指針値の2倍ほどの有機フッ素化合物が、三沢市などの調査で検出されている。
同市基地渉外課によると、基地内の消火訓練で使った水について、浄化装置で有機フッ素化合物を取り除いてから、ため池に通じている基地東側の調整池に放出していたと米軍側から説明があったという。

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