フィリピンで、日本人女性と母親の遺体が埋められていた事件で、被害者が日本から持ち込んだ日本円でおよそ1300万円の現金が持ち去られた可能性が高いことが分かりました。
フィリピンのケソン州タヤバスにある警察署前です。遺体発見現場では、地元警察が、けさから捜査を行っています。
ANAグループの社員とみられる日本人のモテギ・マイさん(26)と、フィリピン国籍の母親、ロリー・リタダさん(54)の遺体は14日、閑静な住宅街で見つかりました。
地元警察によりますと、2人は日本で生活していて、先月、フィリピンを訪れていましたが、母親の姉の住宅近くにある空き地に埋められていました。
現場近くの橋の下では、2人のものとみられるスーツケースなどが見つかったほか、大量の血が付いた毛布や枕もあったということです。
一方、2人が土地や家の購入費用として日本から持ち込んだ、日本円でおよそ1300万円の現金が無くなっていたことも分かりました。
地元警察は、犯人が金銭を目的に2人を襲い、現金を持ち去った可能性が高いとみて捜査しています。