和歌山市内で昨年11月に開かれた自民党青年局近畿ブロック会議後の懇親会で、参加者が出演したダンサーにチップを口移しで提供するなどした問題について、和歌山市の尾花正啓市長は15日の定例記者会見で、「時代錯誤。こんなことで市の名前が出るのは恥ずかしい」と苦言を呈した。
参加者らによると、懇親会は党県連が「多様性」をテーマに開催。露出度の高い衣装を着た女性ダンサーが登場し、参加者がチップを口移ししたり、腰ひもに挟んだりした。
尾花市長は「多様性は本来、人権を尊重し、様々な生き方を社会が受け入れることを指す。どこが多様性なのか、私にはわからない」と述べた。