何度も裸の画像を送らせ…児童ホルノで逮捕された「君の名は。」フロテューサー(52)は「との娘か分からない」《再逮捕》

今年2月、大ヒット映画『君の名は。』のプロデューサーを務めていた伊藤耕一郎容疑者(52)が児童ポルノ禁止法違反の疑いで逮捕された事件。3月22日、合計9回にわたって14歳~15歳の少女を買春していたとして、伊藤容疑者が再逮捕されたことがわかった。さらなる余罪があるとみて警察は調べを進めているという。
新海作品の“功労者”として評されていた伊藤容疑者。一体何をしたのか。事件を報じた「 週刊文春 」の記事を再公開する(初出=週刊文春2023年3月7日号/年齢・肩書きは当時のまま)。
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「別人についての児童ポルノの捜査で顧客として浮上。和歌山県警が調べたところ、2021年9月に当時15歳の長野県在住の少女に対し、裸の写真を撮影させ、電子マネー1万2500円と引き換えに送信させていたことが判明しました」(社会部記者)
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新海誠監督の最新作映画の製作にも関与
2月21日、児童ポルノ禁止法違反の疑いで、逮捕された伊藤耕一郎(52)。実は、2016年に大ヒットした『君の名は。』のプロデューサーだった。
「彼は新海誠監督と長年に渡りタッグを組み、プロデューサーとして04年公開の初長編作品『雲のむこう、約束の場所』から最新作『すずめの戸締まり』まで関わっています。『君の名は。』は250億円の興行収入をあげていますが、その立役者の1人です」(アニメ関係者)
岐阜県に生まれ育った伊藤は、地元の公立高校に進学。クラスの中心人物だったという。
「伊藤君はバスケ部に所属していて、明るい性格の良い子でした。クラスでも成績が良く、国立大の理系学部に進学しています」(高校時代のクラスメート)
制作現場にポルシェで乗り付けたことも
本人インタビューによれば、大学では応用化学を学び、卒業後はメーカーに就職。その後、海外留学を経てアニメスタジオに勤務。
人生の一大転機となったのは、30代前半に転職先の制作会社「コミックス・ウェーブ」(当時・以下CW)で新海監督と出会ったことだ。
「その頃のCWは、実はアニメはそんなに強くなく、そこにアニメスタジオでノウハウを身につけた伊藤さんが加わった。新海監督は困ったことがあれば、伊藤さんにどんなことでも相談する関係でした。伊藤さん自身、プロデューサーとして押しの強い人でした」(前出・アニメ関係者)
同社の後継会社「コミックス・ウェーブ・フィルム」(以下CWF)で取締役を務めた後、13年に独立。自身の名前をもじった「itoko production」を立ち上げている。
「新海監督との仕事を継続する傍ら、大成建設や山形日産自動車のアニメCMなどを手がけ、かなり稼いでいた。独身で、住んでいるのは代官山の一等地にあるタワーマンション高層階。また投資用なのか、渋谷区内に別のマンションももっており、羽振りがよかった。制作現場にポルシェ911で乗り付けた時は、『この業界の人間でポルシェに乗れるなんて』と周囲を驚かせていました」(同前)
「作品に罪はないと信じています」
そんな新海作品の“功労者”の過ちに、関係者は何を思うのか。
新海監督は23日、自身のXを更新。伊藤の逮捕を受け〈作品の価値が損なわれることはないと僕としては考えますが、ご不信の目をいただいてしまうことも当然かと思います〉などと心境を綴っている。
CWF代表取締役で、『君の名は。』の製作を担当した川口典孝氏が重い口を開く。
「ウチが少人数だった頃は、伊藤も社員として相当頑張ってくれていました。彼が独立した後は、アドバイザー契約を結んだ現場寄りのプロデューサーとして作品に関わってもらいました。今回の一件は、ファンや被害者の方々に大変申し訳なく思います。ただ、作品に罪はないと信じています」
18歳未満と知った上で裸の画像を何度も送らせていた
同作プロデューサーの川村元気氏が語る。
「(伊藤は)ずっと新海さんと一緒にやっていたと思いますし……。新海さんもおっしゃっていましたけど、まあ本当にね、ショックはショックですよね」
当の伊藤本人は、警察にこう供述しているという。
「これまで、18歳未満の女の子と知った上で何度も裸の画像を送らせたことがあり、今回の件がどの娘かは分かりません」
「君の名」が分からなかった男の罪は重い。
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2024年3月7日号)

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