名古屋城、入城者8888万8888人 市章「マルハチ」にちなみ歓迎

名古屋城(名古屋市中区)で30日、鉄筋コンクリート製の天守閣が再建された1959年10月3日からの入城者数が延べ8888万8888人に達した。
「8」は、尾張徳川家由来の「丸は無限に広がる力、八は末広がりで発展を示す」とされる「マルハチ」の市章にちなむ。
記念すべき入城者は宮城県名取市から家族5人で訪れた小学校教諭、佐山泰尚さん(45)。名古屋観光は初めてで、名古屋おもてなし武将隊の徳川家康から「佐山家の5人よ、おめでとさんじゃー」と歓迎を受けた。
佐山さんは記念品の本丸御殿障壁画集などを受け取り、「名古屋城の広さを実感したい。縁を感じるので、これから何度も名古屋を訪れたい」と喜んだ。
名古屋城総合事務所によると、2023年度の名古屋城の入城者は200万人超を見込み、コロナ禍前の水準に戻ってきているという。18年5月から閉鎖されている天守閣は木造復元化の検討が続いている。【川瀬慎一朗】

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