ジャイアントパンダ国内最高齢28歳「タンタン」死ぬ…阪神大震災後、神戸の動物園に来園

神戸市立王子動物園(灘区)は1日、飼育していた国内最高齢のジャイアントパンダ「タンタン」(雌、28歳)が3月31日に死んだと発表した。人間でいえば100歳近くに相当する。2021年に心臓病が判明し、観覧を中止して治療していた。
発表では、飼育員が31日午後10時半頃、タンタンが動かないことに気づき、獣医師が蘇生措置を施したが、午後11時56分に死んだ。3月15日から24時間態勢で見守っていた。
タンタンは00年7月、阪神大震災の被災地を元気づけようと、つがいの雄とともに来園。中国への返還期限は20年7月だったが、コロナ禍や心臓病の治療のため、先送りになっていた。加古裕二郎園長は「震災からの復興を見届けてくれた。みんなを笑顔にしてくれる太陽のような存在だった」と惜しんだ。

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