大阪市生野区のインターネットカジノ店で客に賭博をさせたとして、実質経営者の男ら10人が逮捕されました。男らは、1億2000万円以上を売り上げていたとみられます。
常習賭博などの疑いで逮捕されたのは、大阪市生野区にあるインターネットカジノ店「BAN」の実質経営者・南吾郎容疑者(42)と、従業員の男らあわせて10人です。
南容疑者らは、おととし5月からことし1月にかけて、インターネットに接続したパソコンを店に設置し、客にバカラやスロットなどで違法な賭博をさせた疑いが持たれています。
警察は、店からパソコン11台やゲーム機7台などを押収しました。
警察の調べに対し、南容疑者は黙秘しているということです。
警察によりますと、店は会員制で、大阪市内で「ゲームしません?」などと声をかけ勧誘していました。
1000人以上の会員がいて、これまでに1億2000万円以上を売り上げたとみられます。
売り上げの大半の所在が分かっておらず、警察は「匿名流動型犯罪グループ」いわゆる「トクリュウ」の指示役が事件に関与しているとみて調べています。