能登半島地震、自衛隊の派遣期間が102日に 阪神大震災を超えて史上2番目の長さ

能登半島地震での自衛隊の派遣期間が11日で開始から102日となり、平成7年に起きた阪神大震災を超えた。23年の東日本大震災に次いで、地震災害への派遣期間としては史上2番目の長さになるとみられる。上下水道の復旧に時間がかかり、被災者への入浴支援活動でのニーズが続いていることが要因だ。
自衛隊制服組トップの吉田圭秀統合幕僚長は11日の記者会見で、能登半島への派遣が長期化していることについて、「ニーズがある限り、被災者に寄り添って生活支援活動を続けていきたい」と話した。
一方、長期化による部隊への影響について、吉田氏は「計画していた訓練を取りやめることで練度などに影響が出てくることはあるが、最小限にするため活動部隊を中部方面隊の中で収めようとしている」と述べた。
自衛隊統合幕僚監部によると、地震災害での派遣としては、東日本大震災が174日で過去最長とみられる。阪神大震災では101日間だった。

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