高級腕時計のシェアリングサービス「トケマッチ」をめぐる業務上横領事件で、指名手配された元代表と元社員の男2人の旅券がきょうまでに失効したことがわかりました。
中東のドバイに滞在しているとみられる「トケマッチ」の運営会社「ネオリバース」元代表・福原敬済容疑者(42)と元社員・永田大輔容疑者(38)は、都内の男性から預かったロレックスの腕時計あわせて2本を売却した業務上横領の疑いで警視庁に指名手配されています。
福原容疑者らは先月、外務省から旅券返納命令が出ていて、今月12日が期限でしたが、外務省関係者によりますと、2人が旅券を返納しなかったため、きょうまでに失効したことがわかりました。
福原容疑者らは今後、滞在先の国で不法滞在とみなされ、強制退去処分の対象となる可能性があります。
警察庁は先月、ICPO=国際刑事警察機構に国際手配を要請し、滞在先の国に所在地や行動に関する情報収集を求めていました。