16日午前、栃木県那須町の山の中にある河川敷で、身元不明の2人の焼けた遺体が見つかりました。遺体は全身が燃えていて性別もわからない状態で、警察は身元の確認を急いでいます。
記者(栃木・那須町 16日午後4時頃)
「民家もほとんどないような静かな山あいです。その山あいの1本道の奥で、焼かれたあとのある遺体がみつかったということです」
栃木県の山奥で発見された、身元不明の2人の焼けた遺体。警察は捜査本部を設置し、死体遺棄事件として捜査を開始しました。
通報した人から話を聞いた近所の住民
「異臭がすごくて近寄れなかったって。頭とかが粘着テープでぐるぐる巻きにされていたらしい」
所々に桜が残る栃木県の山中の、近くに川が流れる河川敷で16日朝、2人の焼けた遺体が見つかったといいます。
現場は栃木県那須町。JR那須塩原駅から東に約17キロの山中で、近くにはゴルフ場などがある場所です。そのさらに山奥の建物がある場所から、さらに200メートルほど進んだ河川敷で、焼けた遺体は発見されました。
現場へと続く道は舗装されているものの、草木が生い茂り、山の斜面と川に挟まれ、車1台通るのがやっとのように見えます。
警察によると、第一発見者は近くを車で通りかかった人でした。
通りかかった人
「マネキンのようなものが燃えている」
それを聞いた別の人が様子を見に行ったところ、まだマネキンのようなものが燃えていて、通報したといいます。その後、警察が駆けつけました。燃えていたのはマネキンではなく、人でした。
通報した人から、発見当時の様子を聞いたという近所の住民は…
近所の住民
「マネキンか本物の人間か、わかんなかったと本人(発見者)は言っているけど、異臭がすごくて近寄れなかったって。頭とかが粘着テープでぐるぐる巻きにされていたらしい」
何らかの事件に巻き込まれたとみられる2人。遺体は全身が燃えていて、身元も性別もわからない状態だといいます。警察は、2人の身元の確認を急ぐとともに、死体遺棄事件として捜査を開始。殺人事件の可能性があるかも含め、慎重に調べています。