「あなたの口座を捜査します」警察官装いビデオ通話で送金要求 女性が2600万円被害

大阪府警は2日、府内の50代女性が、警察官を名乗る男らから約2600万円をだまし取られる詐欺被害に遭ったと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。
府警によると、4月22日、女性のスマートフォンに配送業者を名乗る女から「あなたの名前で岡山県総社市に配送された荷物に違法なものがあり、警察に伝えた」と連絡があった。
その後、岡山県警を名乗る男が女性に電話をかけてきて、交流サイト(SNS)のビデオ通話を要求。女性が応じると、警察官の制服のような服を着た男が「あなたの口座を捜査するので、指定の口座に金を振り込む必要がある」と説明した。
信じた女性と夫は同26日に指定の口座に約2600万円を送金。その後、男と連絡が取れなくなり、交番に相談して特殊詐欺と発覚した。
府警によると、女性は相手側が標準語で丁寧な口調だったため信じてしまったと話しているという。府内では3月以降、同様の電話が複数件確認されており、府警が注意を呼びかけている。

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