暴行現場の血痕洗い流したか 痕跡消すため工作か 那須2遺体

栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん(55)夫妻の焼損した遺体が見つかった事件で、夫妻が暴行を加えられたとみられる現場の血痕が洗い流されていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。警視庁・栃木県警合同捜査本部は容疑者らが犯行を隠そうとした疑いがあるとみて調べる。
捜査関係者によると、宝島さんと妻の幸子さん(56)は16日午前0時ごろ、東京都品川区の空き家に入ったのを最後に行方が分からなくなり、同日朝、遺体で見つかった。
幸子さんの頭部には傷があり、遺体の運搬に使われたとみられる車からは幸子さんの血痕が検出されている。夫妻が立ち寄った空き家のガレージにも血痕が残されていたが、大部分が洗い流された状況だったという。
捜査本部は姜光紀容疑者(20)=死体損壊容疑で逮捕=と若山耀人容疑者(20)=同=が現場ガレージで幸子さんらに暴行した後、痕跡を消すために工作したとみて追及する。

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