サッカーの名門・清水東高監督として、1982年度の全国高校選手権で初優勝に導いた勝沢要(かなめ)さんが5日、亡くなった。85歳だった。関係者によると、数年前から病気で体調を崩していたという。
勝沢さんは66年に母校の指揮官となってから、87年に県教育委員会に異動するまでの21年間で選手権Vに加え、全国高校総体は3度優勝。「文武両道」を信念に指導を続け、「清水三羽ガラス」と呼ばれた長谷川健太、大榎克己、堀池巧を始め、武田修宏、反町康治ら、のちのJリーガーを数多く育てた。その後は熱海高、掛川西、藤枝明誠の校長などを歴任し、現J2清水の顧問も務めていた。