リュックに“四塩化一黄酸”と表記…京都駅で“不審物騒ぎ” 在来線一時運転見合わせ

5日午後、JR京都駅に到着した電車内から不審物が見つかり、在来線が一時、運転見合わせとなりました。

JR京都駅で5日、多くの人たちが入り口付近に立ち止まっていました。その理由が…
「京都駅の3番乗り場で今、不審物が発見されました」
ゴールデンウイークのまっただ中、機動隊も駆けつけものものしい雰囲気となった京都駅。
利用者
「なんか、不審物が出ているから全員駅のホームから出てくれって。こんな時にやめてほしいですね」
警察によると、5日午後4時過ぎ、京都駅に到着したという電車。その電車の網棚にリュックサックが置かれているのを乗客が発見。乗務員に報告したといいます。
報告を受けた乗務員がリュックサックを確認すると、表面には「四塩化一黄酸」と薬品のような文字が。化学薬品の可能性があるとして通報したということです。
駆けつけた警察がホームへの立ち入りを規制。リュックサックを確認したところ、入っていたのは化学薬品ではなく、「衣類」だったということです。
金沢工業大学の露本伊佐男教授によると、リュックに書かれていた「四塩化一黄酸」は存在しないということです。
リュックサックはその後、遺失物として持ち主に返却。JR西日本によると、この騒ぎでJR京都駅を通る在来線が一時、運転見合わせとなり、約8万5000人に影響が出たということです。

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