都民ファ尾島紘平幹事長、石丸伸二氏に「東京を舐めるな」 都知事選出馬会見受けて突き放す

東京の地域政党、都民ファーストの会幹事長で東京都議の尾島紘平氏(35)は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)への出馬を表明した広島県安芸高田市の石丸伸二市長(41)について、突き放すようなコメントを投稿した。
「石丸市長の出馬についてはノーコメントでしたが、あまりに聞かれるので申し上げます」とした上で「政策や政治的スタンス含め、共感できるところはありません。そもそも東京都知事は、ネットでバズっただけの人物がノリで挑戦すべきものではない。都議会が受け入れることもないでしょう。東京を舐めるな。以上です」と記した。
別の投稿では「石丸市長の出馬表明に、与野党問わず都議会議員がほとんど言及していないのは『バカらしいから』です。こういうことを言えば言うほど本人は喜ぶのかもしれませんが、マジです」と私見をつづり「首都・東京の知事は都内自治体だけでなく、国や地方とも対峙する仕事。失敗すれば国益を損ないます。氏には絶対に無理です」と、終始強い調子でポストした。
石丸氏は17日に広島市内で都知事選への出馬会見を行い、「もういいから次に行くなんていう、軽々しい話ではない。私の政治家としての出発点、原点は安芸高田市。市長を4年間やってきて、それでもやはり(都知事選出馬を)やらなければならない」と述べた。「やらないといけないことは、地方の衰退を止めるという作業」と主張し、日本の総人口が減り続けている問題への危機感や問題意識を説明しながら「46都道府県の多くの自治体が今、消滅に向かっている」「いちばん大きな力を持っている東京を動かす必要があると考えた」など、出馬理由について訴えた。
都知事選をめぐっては、都民ファ特別顧問で現在2期目の現職、小池百合子知事は3選出馬について、まだ言及していない。一方、小池氏の3選出馬と連携を念頭に自民党が独自候補擁立を見送る方針を決めたほか、立憲民主党や共産党、市民団体が独自候補の絞り込みへ最終調整に入るなど、さまざまな動きが出ている。

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